妊活から二人目の出産と育児

新生児ヘルペス 子供のヘルペス感染に備えて知っておきたい3つのこと。

新生児ヘルペスは治療を行わなかった場合80%や90%という高確率で死に至る恐ろしい感染症です。

現在は抗ウィルス薬の開発によって救える命が多くなりましたが、症状により後遺症も残ることがありますので、新生児の段階では感染させないに越したことはありません。

しかしヘルペスウィルスは感染力も強く、感染から防ぐためには細心の注意が必要。

よく性器ヘルペスを発症していると産道からウィルスに感染し新生児ヘルペスにかかるので帝王切開を余儀なくされたという話は聞きますよね。

ところが妊婦さんにヘルペスの既往歴も所見もなかったのに新生児ヘルペスにかかったというケースも見られます。

こんなに感染力が強くて、しかも赤ちゃんには多大なダメージを与えかねないヘルペスからは、自分のお子さんを守りたいと思うのは当然。

ここでは、新生児ヘルペスの恐ろしさを知ってもらうこと、そしてヘルペスウィルスの特徴を知り、いつも適切な判断ができるようになることを目的としています。

ヘルペスは小さい子には特に怖い病気には違いありませんが、親が適切な知識を持っていれば必要以上に恐れる心配はありません。

新生児だけでなく、乳幼児にもうつるヘルペスです。どの時期にかかっても安心な知識を蓄えておきましょう。

 

ヘルペスの感染源とならないために 知っておきたい3つのこと

ヘルペスは移るもの。でも新生児ヘルペスには気を付けて。

ヘルペスウィルスは、俗に愛のウィルスと呼ばれることもあるウィルスです。

接触により感染しやすいということもありますが、その俗名に相応しく、キスなどで感染することの多いウィルスです。

だから気にしなくて良いと言う訳ではありません。中には自分の唇に極初期のヘルペスが発症していることに気づかず、ついキスをしてしまったということはあって、意外に多くの方がこの子がヘルペスにかかってたらどうしよう…という経験をしているものです。

もちろんヘルペスにかかっているということが分かっているのであれば、手洗いを徹底するとか、マスクをつけるという策を講じる必要はあるでしょう。

新生児ヘルペスは出産時に産道から感染する他に、キスなどによってウィルスと接触し、発症することもあります。実際に2014年、何者かのキスによってヘルペスウィルスに感染し亡くなってしまった女の子のニュース記事がありました。

恐ろしい事件ですが、もし本当に何者かのキスによって感染したのであっても、その何者かは決して悪意があって行ったことではないでしょう。

罪があるとしたらヘルペスウィルスに対する無知であって、これは防ぐべきこと。

知っておくべきは、ヘルペスウィルスは感染力が強く、抵抗力の弱い新生児ではしばしば全身にウィルスが回り、重篤な状態に陥る可能性もあるということ。

ただし、自分は気を付けていても、この先ヘルペスウィルスを体のどこかにつけた誰かと接触する機会はあるでしょう。実際、成人の多くはヘルペスウィルスを保持しており、殆どが乳幼児の頃に感染したものだと言われています。

新生児の段階では細心の注意を払うにしても、いずれはどこかでヘルペスウィルスにかかるものと心得て、その後はあまりヘルペスウィルスに対して神経質にならないことも大事です。

 

 

感染源を特定するのは難しい。自分を責めない、誰かを責めない。

ヘルペスウィルスは非常に感染力の強いウィルスです。

よって感染源を特定するのも非常に難しいウィルスなのです。

仮にお子さんが新生児ヘルペス、乳幼児ヘルペスにかかったら、心当たりがなければまず自分を責めたくなるものかもしれません。

出産のときに感染したかもしれない、母乳を通って感染したかもしれない、唇にヘルペスが出来ていたかもしれない。

反対に自分以外の誰をも責めることができます。

お医者さんがろくに手も洗わないでこの子に触れたからとか、パパに口唇ヘルペスがあって、知らない間にキスしていたのかも、この間おばあちゃんがこの子を抱いたときかも、上記の記事のように、どこかの誰かが新生児ベッドにいるこの子に触ったのかも。

状況によって可能性は違うでしょうし、ある程度特定はされるかもしれませんが、感染源は究極的には分かりません。どの可能性もあります。

そんなとき、ご自分や他人を責めて、感染源を特定することに何の意味もありません。

新生児ヘルペスや乳幼児の段階での初期感染で重症化したヘルペスも、すぐに治療を行うことで症状を抑えたり、命を救ったりすることが十分にできる病気です。

まさか犯人捜しで治療が遅れるということはないと思いますが、ヘルペスウィルスはある程度うつるものと思っておくことも大切です。

感染しても無症状で済む人も多いため、重症化するとたいそうなことのように思えますが、感染自体はとてもありふれています。

いつどこで感染した?誰のせい?

そんな風に考えるのは精神衛生上よくありません。

 

 

どの歳のヘルペスでも初期感染が怖いと知ること。

新生児ヘルペスは治療をしなければ死に至る確率も高くなってしまいますが、抗ウィルス薬があるので早期に治療することで赤ちゃんを救うことができます。

新生児ヘルペスの種類は症状が表れる部位で分けて大きく3種類。

 

全身型

ヘルペスウィルスが全身に広がります。新生児ヘルペスの多くはこの全身型であり、症状は、発熱、活動力が低下する、おっぱいを吸う力が弱くなる、などで、多くが生後一週間前後で発症します。ヘルペスの特徴である水痘が見られないこともあります。

 

中枢神経型

脳症などの後遺症が残ることもある中枢神経型。全身型より発症が遅い傾向があり、けいれんを伴うことがあります。こちらも必ずしも水痘が見られるという訳ではありません。全身型より発症が遅い分、親の観察が重要となります。

 

皮膚型

全身型、中枢神経型と比べると軽症であり、多くは命に関わる症状ではない上、後遺症も残らないのが一般的です。

 

ご覧の通り、新生児ヘルペスの場合、重症なケースに限って特徴的な水痘が必ずしも見られる訳ではありません。

全身型、中枢神経型で脳炎がある場合、ヘルペスの特異な症状がある訳ではありませんが、体をぴくぴくとさせたり痙攣を繰り返すということがサインになりますので、よく観察しましょう。

ヘルペスに感染する可能性、ヘルペスの症状を頭に入れておき、様子がおかしいと思ったらすぐに病院に行けるようにしておくことが大事です。

 

また、ヘルペス脳炎は新生児のみならず小児期のあらゆる年代で見られます。

 

それどころかヘルペスウィルスの初感染時は大人も含め重症化するケースが多く、ウィルスが増殖する場所に応じて脳炎など重大な症状を引き起こすことがあります。

ヘルペスは抵抗力がすごく弱い新生児のとき、また抗体のない初感染時に重症となることがあります。

いつもこういったヘルペスの特徴と起こり得る症状を頭に入れておくと、もしものとき迅速に対応できます。

 

ヘルペスの感染源とならないために

一人一人はヘルペスウィルスに対する知識を持ち、感染源とならないようにする必要があります。

特にこれから出産を迎えるというご夫婦の場合、再発しやすいヘルペスにお悩みの方もいるかもしれません。

 

性器ヘルペスであれば産道での感染が心配になってしまうでしょうし、口唇ヘルペスをお持ちであれば育児の際に神経を使います。

 

再発させないための工夫で最も効果的なのは、心身ともに疲れを溜めることをせず、抵抗力を強く保つということ。

 

ヘルペスウィルスは一度かかると神経節に潜り込み、宿主の体力が落ちたところを見計らって暴れるという特徴があります。

しかし何かとストレスの多いマタニティライフやハードな子育てで疲れを溜めないというのはほぼ不可能で、この時期にヘルペスが再発する人は非常に多いようです。

 

どうしても再発を繰り返してしまうと言うのであればバルトレックスという予防・治療薬もありますし、リジンサプリメントを使って予防するのも手です。

 

特に妊娠中、バルトレックスを使用する際はお医者さんとの相談が必要ですが、ヘルペス治療は発症前のチクチクとした予感の段階で薬を飲むことがベストです。

よって再発の多い型は予防的に通販でバルトレックスを購入して、備えている方もいます。

バルトレックスは妊娠中に禁忌の医薬品ではありませんが、ご自分の判断で服用される際は慎重に使用されることをおすすめします。

 

できるだけ医薬品は使いたくないなという方は、リジンサプリメントがおすすめです。

 

医薬品ではなくアミノ酸のバランスを整えてヘルペスの発症を防ぎますから、医薬品よりは信頼度が薄いかもしれませんが、バルトレックスより安価にヘルペス対策が取れる上、副作用の心配がないので人気です。


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