妊活から二人目の出産と育児

お迎え棒ってなに?ちょっと怖いけど気になる臨月の性行為の実際。目的は?リスクは?

予定日を過ぎてもまだ陣痛がはじまる気配がない…。

そんなときに「お迎え棒」をすると陣痛が始まるよというジンクスのような、民間療法のようなものがあります。

あくまでジンクスであって、おまじないとか儀式の類なので科学的根拠は乏しいと言われています。

何をするかって言うと臨月に性行為をすること。「棒」で刺激することで、赤ちゃんにそろそろですよと伝えるイメージでしょうか。

「へえ、ちょっと怖いけど予定日を越えてまだ全然そういう気配がなくて、確かにちょっと心配というかやきもきした感じだな」という方にとって「お迎え棒」ってちょっと試してみたくなるのですよね。ノーリスクだし、旦那がいればできるし。

でもちょっと待って、本当にノーリスクなの?

あと旦那さんの気持ちは?

お迎え棒にまつわる基本的な知識や賛否について、お話しようと思います。

お迎え棒は本当にノーリスク?

臨月に性行為をすること事態は問題ありません。

それどころか妊娠中のどの段階でも早産や流産の経験や前兆がないのであれば、性行為による胎児への影響は心配しなくても大丈夫。

ただし妊婦さんの体に負担のかかる姿勢やあまり激しい動きをするのはいけません、破水の原因になります、ということはおそらく「言われなくてもそんなことしませんよ」、と言う方ばかりでしょう。

また激しい動きをしなかったとしても例えばお腹が張ってしまうといった変化はありますから、そのときはすぐに中止するなど、よくよく会話しながら、お互いを慈しみ安心させられるようなスキンシップができると良いですね。気持ちよくないなら意味がありません。

性行為自体は禁忌ではないし、特に妊娠中期から後期になると性欲が回復してくる妊婦さんが多いようですから、倫理的にもおかしなことではありません。

注意点としては、感染症を防ぐためのコンドームは必須だということ。妊娠中は特に免疫力が低下していますから、どの期間を通してもコンドームは必要です。

お迎え棒にチャレンジ、コンドームは本当に必要?

お迎え棒時に限らず、妊娠中の性行為にチャレンジするときは、感染症の予防のためにコンドームは必ず着用することというのが基本ですが、中には「でも感染症たって何も持ってないし、大丈夫なんじゃないの?」と思う方もいるでしょう。

ここは確かに微妙なところですね。

まったく感染症に心当たりがないのであれば、あくまでコンドームをつけた方が無難と言う話で、そこまで必須ではないかもしれません。

しかし、性病に限らずどんなばい菌が感染するか分かりませんから、限りなく杞憂だったとしても不要な心配をしないためにコンドームを着けることは大事でしょう。

もし感染が起こると、炎症によって卵膜が弱くなり破水が起こることもあり、これは陣痛より前に来る破水ということになりますから、危険な状態になりかねません。

しかし、お迎え棒にチャレンジしようというご夫婦はとにかく何らかの理由で早く産みたいのです。

精子には子宮を収縮させる効果があると言われています。また性的な興奮で子宮の収縮が起こるという話もあります。だったらゴムを付けず、精子を中に出した方が目的を考えても、気分的にも、良いんじゃないの?と思うかも。

自己判断でコンドームを着けるかどうかは考えて良いことだと思いますが、しかし、子宮が収縮したからと言って必ずしも陣痛が来るという訳でもありません。

お迎え棒した翌日に陣痛来たという話は良く聞きますし、中にはお医者さんに勧められるということもあるそうです。

しかしどんなことにも言えることですが、単純に成功体験は語られ、何も起こらなかったら語られないことが多くなるものです。

そもそもお迎え棒にそれほどの信憑性がないのです。お迎え棒で陣痛が始まったのか、単なる思い込みか偶然か、はっきり断定することはできません。

そういった効果やリスクの点を考えても、臨月の性行為に対しては賛否両論です。

個人的には、性行為自体はしたいのであればするのが良いと思いますが、そもそも信憑性の乏しいものに不要なリスク(ゴムを付けないとか)を加える必要はないと思います。

ご夫婦で意見が合わないことが多いお迎え棒

お迎え棒に対しては、大きく賛否が分かれるところです。

世間的には意外にお迎え棒って興味ある人が多かったり、実は予定日から一週間以上経っても出て来る気配がないから思い切ってお迎え棒試してみましたという方は多かったりすると思います。

予定日を越えてやきもきともどかしいというのはどちらかというと女性の方が強い気持ちらしくて、もしかしたらお迎え棒に積極的なのは女性の方が多いかも。試せることは試したいと思いますもんね。

むしろ旦那さんは、お腹が大きくて今にも赤ちゃんが産まれそうだという奥さんに対して性行為を行うというのはどうしても「怖い」という気持ちが強くなりがちです。

お互いに興味があれば良いのですが、怖いとか、正直欲情できませんということであれば、男性は立つものも立ちませんから、お迎え棒を試す訳にはいかないでしょう。

男性にとってまったくコントロールできない妊娠とか出産とかという領域は本当に恐ろしいものです。誰でも知らない精密機械の運転を頼まれたら尻込みするでしょう。ましてや自分がきっかけで陣痛が始まるかもしれないなんて、凄まじいプレッシャーです。

あくまでおまじないのようなものですから、どちらかにやる気がないのであれば無理をして行うことではありません。

何度も言うようですが、お迎え棒に科学的な信憑性はありません。

お迎え棒の本当のところ

お迎え棒を試してみようかなと思うのは、出産予定日を越えても赤ちゃんが出てきてくれないから。

もしくはもう十分成長しているようだし、早く産みたくて、という方もいるかもしれません。

でもわざわざ病院に行って陣痛促進剤を打ってもらうんじゃなくて、出来れば自然に陣痛を始めたい。

そんな方にとってお迎え棒はお薬を使う訳でもないし、根拠は乏しいとは言え全く意味のないこととも思えないし、何より旦那さんとの共同作業っぽいところが良い、のかもしれません。

妊娠も出産も、結婚してパートナーがいる上でのことだとしてもほぼ100%女性が担うことですから、その十月十日は非常に孤独なものです。

特にいざ産める段階ともなれば、その気持ちが強くなる方もいるでしょう。

これは男性にも女性にも知っておいてもらいたいことですが、お迎え棒は確かに子宮を刺激して、陣痛を促す感じがするかもしれないけれど、実のところ陣痛に繋がる根拠は乏しく、単純に安心した途端に陣痛が始まっただけというだけという話もあります。

やることやったという気持ちもあるし、パートナーが傍にいて何かしてくれたというところにお迎え棒の意味があって、そういうところがおまじないに近いのでしょう。

お迎え棒に興味がある方は多いものの、その是非については賛否両論で、おまけに科学的な根拠は乏しいという話をここまでしてきました。

しかしできることをやってはいけないということはありません。不要なリスクを負ってまでチャレンジする必要はありませんが、病院に相談する前にちょっとだけスキンシップをするような軽い気持ちで試してみても良いのではないでしょうか。


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