妊活から二人目の出産と育児

骨盤底筋トレーニングは子宮の働きを助ける妊活の必須メニュー!

尾骨から恥骨にかけてハンモック状にかかる骨盤底筋という筋肉は、背骨や内臓を下から支える役割があります。

その他にも、尿や経血の通り道を開いたり閉じたりする役割、そして赤ちゃんの通り道としても活躍します。

例えばおしっこを我慢するとき(出ているおしっこを止めようとするとき)、私たちはお尻の穴に力を入れると思いますが、このとき骨盤底筋を閉じて、通り道を塞いでいるのです。

この骨盤底筋を鍛えることで、私たちの体には良いことだらけ。反対に骨盤底筋が弱いと、思わぬトラブル、体の不調に襲われることになります。

特に女性は骨盤底筋のトレーニングが重要な妊活の一つになりますから、普段から意識的に鍛えていきたい筋肉なのです。

では、骨盤底筋はどうやって鍛えれば良いのか、鍛えることでどんな効果があるのか、妊活や出産の場面でいかに大切な筋肉なのかを詳しくご説明していこうと思います。

 

骨盤底筋のトレーニングってどうやるの?

思いついたときにキュッと締めるだけでオーケー

骨盤底筋という筋肉があって、その場所と役割が分かり、少しでも意識するということがなにより大事です。

本格的なエクササイズをすることもできますが、骨盤底筋は特にQOL(生活の質)に深く関わる筋肉ですから、継続的に鍛え続けることが大事です。

そのためには、簡単なトレーニングを思いついたときに行うだけでオーケー。やるぞと意気込んでやらなきゃいけないトレーニングより、まるで癖のように行えるものがおすすめです。

具体的には、お尻の穴をキュッと閉じたり開いたりするだけ。おしっこを止めるときをイメージして、肛門の奥をギューッと締めるように力を入れては力を抜き,を繰り返します。

お尻の穴とは言ってももちろん動かすのは骨盤底筋です。

骨盤底筋が閉じたりゆるんだりしているところをしっかりイメージして行いましょう。

坐っているとき、立っているとき、お仕事しながら、エレベーターの中、トイレでついでに、寝る前にベッドの中で。あらゆるところで簡単に行えるトレーニングです。

できればトレーニングのときは少しだけ姿勢を正し、バレリーナのように骨盤を立て、頭の先の糸で吊るされるイメージをすることをおすすめします。

姿勢も美しくなって気持ちが良いでしょう。

 

ゆるめるときもしっかり意識して

骨盤底筋を締めるイメージは比較的分かりやすく、繰り返しトレーニングを行うと肛門の奥の方がほんのり痛むような感覚がありますからトレーニングしてる!という気分になれると思います。

それでついつい締めることに意識を集中してしまうのですが、骨盤底筋は通路の役割を持っているので、通るべきものは通すということが大切です。

そのためには、締めるだけではなくゆるめる力も大切。

意識的に締めることができたら、次は意識的にゆるめるトレーニングもしましょう。

ギューっと締めたら一気に脱力する(これも大事!)だけでなく、少し段階的に、息を吐くように筋肉を弛緩させていくのです。

このトレーニングを行うことで、ついついきつく締めてしまって出産に支障を来すという危険性を低下させることができますから、ぜひゆるめるトレーニングも取り入れてくださいね。

 

妊活中なら骨盤底筋を鍛えなきゃ!

冷えの改善

妊活中であれば、特に「冷え」は強敵だと思います。

女性の体は特にエネルギーを多く発散し熱を生み出す筋肉が少ないこと、下腹部の内臓が入り組んでいて血行不良を起こしやすいことなどがあり、体が冷えやすくなっています。

子宮も筋肉の一つですから、血流が悪くなるのはその機能を十分に発揮する上で大変に不利。

骨盤底筋が弱っていると、内臓が下がり、子宮はグッと押しつぶされるような状態になります。

子宮の動きが悪くなる上、圧迫によって血流も悪くなるという悪循環があるから子宮は冷えて固くなりやすいですし、ただでさえ体が冷えやすい女性は特にお腹を冷やすのはいけないと言われるのです。

血行をよくするための全身エクササイズと言えばウォーキングがおすすめですが、そんな時間がないとか、歩くためだけに外に出るのが億劫という方は、骨盤底筋を鍛えるだけで随分違います。

内臓がしっかり支えられることで子宮の負担が減り、血流が増え、厄介な冷えを改善する効果が期待できます。

 

内臓の負担軽減

骨盤底筋を鍛え、内臓をしっかり支えることができるようになれば子宮の負担が軽減します。

当然、他の臓器にも良い効果を発揮するのですが、これによってどんな効果が得られるでしょうか。

まず、妊活中は特に気になる子宮への効果で言えば、生理痛が軽くなることがあります。

骨盤底筋は「通り道」としての役割があります。生理痛が重い方は剥がれた子宮内膜が滞り、うっ血した状態になるから負担が大きくなるという見方があるのです。

重い生理痛はこれだけが原因とは言い切れないので歯切れの悪い言い方になってしまいますが、少しでも生理痛を軽減したいというのでしたら、骨盤底筋のトレーニングを始めると良いかもしれません。

さらに、子宮の働きが正常になることで女性ホルモンの分泌も正常になり、月経不順などのトラブルがある方のお悩みを改善する効果が期待できます。生理の負担はさらに軽くなり、健康な女性の体を取り戻すことができるのです。

また、下腹部の内臓への負担が下がり、血流が活発になり、活動がスムーズになることで、便秘の解消にも期待できます。

骨盤底筋が弱り、全体的に内臓が下に下がれば、下腹部がぽっこりと出て見えますし、それに便秘が加わればさらに目立つことになるでしょう。

健康上(妊活上)の理由、見た目上の理由どちらをとっても骨盤底筋を鍛えることは重要なのです。

セックスに必要な筋肉

セックス時の快感度アップ!

骨盤底筋のトレーニングは「膣トレ」と呼ばれることもあります。

肛門をギューッと締めるのは膣を締めるトレーニングにもなり、セックスの快感を高める効果があると言われているのです。

また骨盤底筋は「モテ筋」と呼ばれることもあり、男女共にここを鍛えることでセックスの質を高めることができます。

女性は男性のペニスをしっかり掴むことができて快感度が増しますし、骨盤底筋の働きをよくすることで子宮の収縮運動を盛んにすることができます。

子宮の働きが弱まっていると収縮運動が活発ではなくなり、オーガズムに達したときでさえ、激しい快感を得る上で支障を来すなんて話も聞きます。

セックスは機能だけではなく精神的な面の影響も大きいですから、実際に快感度を比べるのは難しいかもしれません。

しかし、骨盤底筋を鍛えることで膣、子宮どちらの働きも活発にすることは確か。

これが妊活する女性にとって非常に重要な点です。

 

セックスレスの解消・予防

妊活をしているのであれば、セックスの機会は多いに越したことはありません。

排卵期との兼ね合いもあるかと思いますが、必要最低限のセックス、それも子供を作るだけのセックスでは、ふたりとも満足できないだけでなく、義務の気持ちが強くなりストレスとなるでしょう。

中には、セックスの機会がなく(機会を設ける優先順位が下がり)、妊娠できないというケースもあります。

セックスはお互いにとって楽しみなものでなければ、どれだけ体を健康に保っても赤ちゃんを授かる確率は下がってしまうということです。

骨盤底筋を鍛えることで、女性の膣は締りがよくなり、ご自分の感度が増すだけでなく、男性にとっても快感でしょう。

男性も同様のトレーニングをすることで、勃起の維持力や射精のコントロールができるようになり、女性を満足させることができるようになります。

セックスレスの解消や予防のためにも、気持ちの良いセックスを作る骨盤底筋は鍛えておく方が良さそうです。

 

出産後の骨盤底筋

出産でダメージを受ける骨盤底筋

出産時にも骨盤底筋は大活躍です。

何と言っても通り道の役割を担う筋肉ですから、最も重要なポイントと言ってもよいかもしれません。

出産の場合、必要なのは締める力よりもゆるめる力です。どれだけ赤ちゃんが通りやすい産道を作るかは、骨盤底筋にかかっているのです。

しかし、出産時はこの筋肉にかなりの負担を強いることは間違いありません。

出産後は骨盤底筋を鍛えるリハビリが重要です。

そうしなければ、内臓を支える力が弱まり、ときには骨盤が支えている内臓が外に出てしまうこともあります。

また多くの方が経験するトラブルとしては、骨盤底筋の締める力は極端に弱まってしまったことによる尿漏れがあります。

出産後も引き続き働いてもらわなければならない筋肉ですから、大事にしたいものです。

 

二人目を望むなら骨盤底筋トレーニングはかかせません

出産を終えると、骨盤底筋は少なからダメージを負い、弱ってしまいます。

二人目を授かる予定があるのでしたら、なおさら出産後のリハビリトレーニングは頑張りましょう。

骨盤底筋は女性の体を健康な状態に整えることができ、姿勢や体型を美しく保つことができ、セックス時の快感を高めることができます。

また、体調が良く気分も良いことが多い女性はホルモンバランスも安定していることでしょう。

美しく魅力的な女性になり、産後のセックスレスの予防になるという理由で骨盤底筋を鍛える方も少なくありません。

 

最後に

骨盤底筋は、妊活中の女性ならぜひ鍛えておきたいところです。

ハードなトレーニングという訳ではなくお尻の穴を締めたり緩めたりするだけですから、日頃ちょっとしたときに意識するだけで大丈夫。

少ない労力で、大きな成果を得ることができる妊活中の必須メニューでしょう。

今すぐにも始められるトレーニングです。このあとさっそくやってみてはいかがでしょうか。


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