妊活から二人目の出産と育児

葉酸が食べ物から摂りにくいのであれば葉酸サプリメントがあれば十分ですか?

健康な赤ちゃんの体を作る上で欠かすことができない栄養素の一つに葉酸があります。

妊娠を望む女性、妊娠中の女性に特に重要とされる葉酸は、一日に400㎍の摂取が望ましいとされています。

葉酸は妊娠時に限らず私たちの体に必要な栄養素で、男性でも一日に240㎍の摂取が推奨されます。

葉酸は、必要量がアップする妊娠時や妊活時において、必ずしも食品から摂ることが勧められる訳ではありません。

なぜなら葉酸は熱や光に弱く、水に溶けやすく、長期保存にも向かない性質を持っているからです。

食べ物から葉酸を摂るのは非効率とすら言えるでしょう。

では葉酸はとりあえずサプリメントだけ飲んでいれば良いのでしょうか。

葉酸が食べ物から摂取しにくい理由

葉酸は熱や光に弱い栄養素で、とてももろく繊細なため、食品100g当たりに○○㎍という風に書いてあったとしても、その通りの量を摂取するのは難しいのです。

仮に食品から必要量の葉酸を摂取できたとしても、葉酸は体の中に留まりにくいという性質も併せ持つため、毎日同じ量を食べなくてはなりません。

毎日大量の野菜を消費することを考えればコスト面でも無理があり、食欲の増減や嗜好の変化が激しい妊娠時のことを考えればなおさら現実的ではありません。

そこで効率よく葉酸を摂取するために、サプリメントを活用しましょうというお話しになります。

「食べ物は非効率」だから、サプリメントだけあれば良いの?

葉酸は特に妊娠中、もしくは妊娠を望む女性に強く勧められる葉酸サプリメントですが、食品から摂取しにくいということであれば熱に弱いビタミン、水に溶けてしまうビタミンは何も葉酸だけとは限りません。

ビタミンCやビタミンB群のほとんど、いわゆる水溶性ビタミンと呼ばれるものは総じて熱に弱く、水に溶けやすいです。

それらのほとんどをサプリメントに頼るということにはならないはずですから、摂りにくい栄養だからと言って食事をすぐに諦めるのは早いのではないでしょうか。

葉酸を損ねにくい工夫と、捨てられない食べ物の栄養バランス

食べ物から栄養を摂りにくい栄養素だとしても、調理によってかさが減る野菜であれば意外な量が一度に摂れるものですし、スープや漬物にするなどの工夫をすることで十分な量の栄養を摂取できます。

葉酸も火を通さずにする果物を食べたり、火を通す場合もスープにするなどの工夫によって、損なわれる無駄を少なくすることができます。

また、食物には通常いくつかの栄養素がそれぞれバランス良く含まれており、調理によって損なわれる葉酸のような栄養もあれば、調理の栄養を受けにくい栄養素もあります。

栄養は(とくにビタミンは)それぞれ補い合いながら働きますので、特定のものを集中的に摂れば良いということにはなりません。

体に必要な栄養はこれとこれ、という風に簡単に限定できるものではないのですし、必要かどうかを言えば、どんな栄養だって少なからず必要なのです。

常に言われている通りいろいろな種類のものをバランス良く、色々な方法で美味しく食べるのが、栄養を摂る上では一番の方法ということになります。

サプリメントを使っても、食事から栄養を摂る大切さを忘れない

特定の栄養素が普段の食事からとりにくいとは言っても、栄養のバランスを取るために、食品から栄養を摂取するのはとても大事なことです。

食品には食品特有の自然な栄養バランスが備わっており、サプリメントとは違い、予期しない栄養も知らないうちに摂ることができるから。

とは言え、厚生労働省が妊娠を予定している女性の方に推奨する一日400㎍の葉酸を摂取するというハードルはなかなか簡単に越えられるものではありません。

食欲がない、買い出しや料理の時間があまり取れない、野菜や果物がそれほど好きではないなど、食品から理想的な栄養を摂れない事情を持つ方もたくさんいるでしょう。

そういう状況の方にとって、特定の栄養素を集中的に摂ることができるサプリメントはありがたい存在です。

葉酸に関して言えば食品からの摂取は非効率と言われがちですから、サプリメントは大いに役立ちます。しかしだからと言って食品から葉酸を摂取しようとすることが無駄で非効率だけということではありません。

サプリメントの方が特定の栄養に注目した場合には効率的ではあっても、野菜などが好きで美味しく葉酸を摂れる方は、ぜひ食事から栄養を摂る工夫も続け、色々な栄養が協力し合えるようにしてあげると良いでしょう。


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