妊活から二人目の出産と育児

葉酸を食べ物からの摂取だと生体利用率が低いと言われたのですが、生体利用率ってなんですか?

妊活中、もしくは妊娠中、意識して摂りたい栄養素の一つに、葉酸があります。

葉酸は、それを含む食べ物を食べるより、サプリメントを利用した方が効率的だと言われます。

そのもっとも大きな理由は、葉酸が熱や光に弱く、水に溶けやすいビタミンだから。

調理時に多くの栄養が出て行きますし、保存もあまり効かないので、食事から効率よく葉酸を摂取し続けるのは難しいと言われているのです。

また、葉酸は体の中にあまり留まらない栄養ですから、例えば今日大量の葉酸を摂取したからと言って、今週はもう葉酸が要らないということにはなりません。

葉酸は、コンスタントに必要な栄養素の一つなのです。

葉酸と生体利用率の話

生体利用率という観点から見ても、十分な量の葉酸を食事から摂ることは難しいと言われています。

生体利用率とは、その栄養がどれだけ血液の循環に乗り、身体の中で活用されるかの指標です。

食べ物から摂れる葉酸はいわゆる天然葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)などと呼ばれることがありますが、天然葉酸は消化活動を経てモノグルタミン酸型葉酸となり、約50%の葉酸肝臓に蓄積された後、もう一度ポリグルタミン酸型葉酸として体内で利用されます。

葉酸はとても複雑な手続きをこなして私たちの体の中で働いてくれているようですが、必要量が増大する妊娠期などにおいては、この回りくどさが嫌われることがあります。

サプリメントでは多くが合成葉酸であり、いわゆるモノグルタミン酸型葉酸ですが、これははじめの消化の段階をスキップして肝臓に溜められる分、生体利用率が高いということになります。

その分肝臓に負担をかけるのではないかと言われることもあり、一長一短ですが、このような理由で食べ物から十分な量の葉酸を摂るのは難しいと言われているのです。

生体利用率の低さに加え、調理時のロスが多い葉酸

葉酸と生体利用率についてもう少し詳しくお話しするとすれば、一般的に合成葉酸の場合の生体利用率は80%程と言われます。

対して、食事から摂った葉酸の場合の生体利用率は50%程と言われているので、食物に含まれる葉酸のほぼ半分は捨てられてしまうことになります。

それも食べ物に含まれる葉酸を余すところなく口にできた上での話です。

葉酸は熱に弱いだけでなく光にも弱く、置いておくだけで減少してしまうと言いますから、調理の段階もしくは調理前の段階ですら葉酸は減ってしまって、どんどん効率の良い栄養摂取というものからかけ離れていきます。

実際、食べ物から妊活期・妊娠期に必要な量の葉酸を摂ることはとても難しいでしょう。

天然葉酸のメリット

葉酸サプリメントの中には合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)ではなくもっと食品に近い葉酸である天然葉酸(ポリグルタミン酸が葉酸)が摂れるものもあります。

天然葉酸のサプリメントを飲んでも、肝臓に取り入れる際モノグルタミン酸型葉酸に変換され、50%だけ蓄積されることに変わりはないでしょう。

イメージで言えば、天然葉酸は合成葉酸と比べると肝臓に蓄積される際にワンクッション置くことになるので体にとって自然で、優しく感じますが、このような理由からか一般的には合成葉酸の吸収率は低く、おすすめされないことが多いです。

しかし、天然葉酸は食品とは違いそのまま飲めるので、調理時の栄養のロスがなくなるという利点と、必要量を摂ってもお腹がいっぱいにならないという利点があります。

合成葉酸と聞くとやはり不自然な気がして、身体に負担がかかるのではないかと考えてしまう方がいるかもしれません。

だけど食べ物から栄養を摂るのは量的に考えても、効率や生体利用率のことを考えても難しいと感じる人は、どちらもなんとなく嫌だ

折衷的な天然葉酸を試してみると良いかもしれません。


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